親に対する怒りに気づくことは親を否定することではありません。
あなたが自分自身を愛することです。
(中略)怒りを感じるということは、それを相手に向かって表現することではありません。
また、相手が悪いと考えることでもありません。
ただ、自分の内側にあって気づかれていない感情のエネルギーをありのまま感じ取ることです。
親に対して抱えている大きな怒りのエネルギーをありのまま感じ、認めていくと、その怒りもまた自分個人のものではないことがわかってきます。
すると、あなたの親もまた同じようにその親に対する怒りを抱えているのだ、ということに気づきます。
自分の怒りをありのまま許せると、親の怒りも許せるのです。
自分を愛せるようになると、親をも愛せるようになるのです。
(「癒しと目覚め Q&A」/中野真作)
最終更新日 : 2021-02-26