感情は、抑圧されるたびに蓄積します。
蓄積した分エネルギーは増幅されていきます。
このため、それを抑えるためにはより強いエネルギーを必要とします。
抑圧している怒りの感情の解放が起こると、このような、過去に抑圧した怒りの投影による、突然の感情の湧出がしだいに減少していきます。
それまでは感情を抑えこむために必要だったエネルギーが解放され、この余剰エネルギーは、より生産的なことに使うことができるようになります。
抑圧された感情の背後には、 「ほんとうの自分」の気持ちが隠れています。
私たちは 「ほんとうの自分」の気持ちを長くおおい隠してきたため、この感覚に開くことに恐れを感じる傾向にあります。
まるでそのような気持ちが自分のなかに存在していることすら否定する場合もあります。
自分のほんとうの気持ちを無視して、そこに幸福があるでしょうか?
自分の真の気持ちに逆らって、穏やかな気持ちになれるはずはありません。
自分のほんとうの気持ちにしたがって生きていくことが、私たちを幸福へと導きます 。
(「いまここ」にさとりを選択する生きかた/やまがみてるお)
最終更新日 : 2021-05-14